結婚式は人生の大切な瞬間を祝う場であり、式を盛り上げるゲストの存在も欠かせません。こうした特別な場面では、当日の持ち物やどのようなバッグを選べば良いのかなど、頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は結婚式に出席する男性ゲストのバッグについて解説します。そもそも会場にバックを持ってはいけないのか、また、バッグを持つ場合の参列マナーにも触れています。結婚式のマナーについて不安と感じている方や、結婚式に最適なバッグを見つけたい方の参考になれば幸いです。
結論から先にお伝えすると、男性ゲストがバッグを持って結婚式に参加するのは問題ありません。理由は、バッグを持って結婚式に参加してはいけない、といったルールやマナーがないためです。結婚式はゲストによって持ち物の量や種類に違いがあるため、すべてのゲストが手ぶらで来場するとは限りません。
たとえば、遠方から訪れるゲストは電車や飛行機のチケットや予備の衣服など、近場から訪れる人よりも荷物の量は多くなりやすいでしょう。男性ゲストが結婚式にバッグを持参するのは問題ありませんが、フォーマルなシーンに合ったバッグかどうかを知ることは重要です。そこで、まずはバックの存在が結婚式の雰囲気と合っているかを事前に確認しましょう。
結婚式に出席する際に持参するバッグはどのようなものがふさわしいかで悩む男性ゲストも多いのではないでしょうか。周囲から向けられる視線も気になるところです。そこで、結婚式に持参するバッグ選びで迷っている男性向けに、以下でおすすめのバッグを紹介します。
結婚式の男性ゲストが持つバッグのおすすめは「クラッチバッグ」です。クラッチバッグは肩紐がなく、手で持つ小型のバッグです。持ち手がないという特徴から、クラッチ(しっかり掴む)といった名前がつけられています。クラッチバッグはスマートでおしゃれなデザインが多いことから、エレガントさとフォーマルさが同時に演出できる点が大きな魅力です。
また、必要最小限のアイテムだけを収納できる点もクラッチバッグの特徴のひとつです。携帯電話や財布、ふくさなど、結婚式に必要なものだけを収納できるため、結婚式などのフォーマルな場ではスマートさが際立てられます。
結婚式に参加する男性ゲストが持つクラッチバッグはA4サイズまでの大きさを選びましょう。大きすぎるバッグは持ち運ぶのが面倒であり、カジュアル感が前面に出てしまうためです。結婚式はフォーマルな場であり、雰囲気を尊重することが何よりも大切です。
また、大きいバッグは会場内での移動を阻害する恐れもあります。狭い通路や多くの参加者が集まる受付などでは、大きなバッグが他のゲストの邪魔になるかもしれません。このように、冠婚葬祭などの大勢の人が集まる場では、できる限り小さいサイズのクラッチバッグを選ぶと良いでしょう。
結婚式にバッグを持参する場合、バッグの色は持ち主の印象を引き立てる重要なポイントになります。冠婚葬祭などのフォーマルな場に相応しいバッグとして、黒色をおすすめします。フォーマルなシーンでは基本的に黒を基調としているほか、どのような色とも相性が良いためです。
結婚式に参加する際は持ち物で悩む人も多いかもしれません。当日に必要なものを忘れたり、不必要なものを長時間持ち歩いたりすることは避けたい事態です。そこで、ここでは男性ゲストが結婚式で持参するアイテムを紹介します。
必要な持ち物を忘れたことが原因で結婚式に遅刻してしまう、最悪の場合は出席できなくなる可能性があります。こうしたトラブルを防ぐために、以下で紹介するアイテムの持ち忘れがないか会場に向かう前に必ず確認しましょう。
携帯電話(スマートフォンやタブレット含む)
結婚式の写真や動画の撮影、またSNSで友人たちとシェアするために必要なアイテムです。
結婚式に参列する際、フォーマルなシーンに相応しくないバッグも存在します。ここでは、男性ゲストが結婚式では避けた方が良いバッグとNGな理由を詳しく解説します。
結婚式に参列する際はカジュアルなトートバッグは避けたほうがよいでしょう。トートバッグは日常使いやカジュアルなシーンには適応しますが、結婚式などのフォーマルな場ではカジュアルさが場の雰囲気と合わずに違和感を生んでしまいます。
例をあげると、黒の礼服にカラフルなトートバッグを合わせると、かえってバッグが目立ってしまいます。そのため、結婚式にはカジュアルなトートバッグは避け、結婚式の雰囲気を損なわないバッグを選びましょう。
アニマル柄や派手な色合いのバッグも結婚式には不適切です。
アニマル柄は「死」や「殺生」をイメージさせ、縁起が悪いといわれているためです。
また、原色や蛍光色のような派手な色合いのバッグは周囲の視線を集めてしまい、新郎新婦を引き立てるべき場には不向きとされています。
以上の点から、結婚式ではアニマル柄や派手な色合いのバッグは避け、黒などの落ち着いた色のバッグを選ぶとよいでしょう。
大きいバッグを持参する場合に、会場にクロークがあるか確認しましょう。クロークがあるとバッグを預けることができるため、周囲を気にする必要はありません。クロークがない場合は大きなバッグが周りに迷惑をかける可能性もあるため、できる限り小さいバッグを持って行くと良いでしょう。
本記事では、結婚式に参列する男性ゲスト向けに当日持参するバッグについて解説しました。記事内では結婚式にバッグを持ち込むのはNGなのかどうか、持参する際のおすすめバッグなども紹介しました。これから結婚式に参加予定の方は今回の記事を参考にしていただき、結婚式の雰囲気を損なわないようにバッグを選んでください。マナーを守りながら新郎新婦の門出を祝福しましょう。