チェックスーツはスタイリッシュでオシャレなものが多く、上手く着こなしたいものです。しかし、チェックスーツを着こなすことは大変難しいともいわれています。そこで、今回はチェックスーツの失敗しない選び方を具体的に解説し、チェックスーツに合うコーディネートアイテムなども紹介します。チェックスーツの着こなし方に迷っている方はぜひ参考にしてください
スーツといえば黒色やネイビーなど無地のスーツをイメージする方が多いです。しかし、状況によっては、チェックスーツのような柄もののスーツが適している場合があります。チェックスーツは定番のビジネススーツと雰囲気が大きく異なり、上手く着こなすとスタイリッシュです。
チェックスーツを着こなすとオシャレに見えますが、組み合わせが難しいと感じている方が多いようです。しかし、実際はチェックスーツの組み合わせはそれほど難しくはありません。チェック柄や色合いなど選び方を知ることで、オシャレにコーディネートができます。
柄や色合いを意識することに加え、コーディネートアイテムをアクセントとして取り入れると、より一層オシャレ度が上がります。チェックスーツに合うコーディネートアイテムとして、腕時計やバッグ、靴などがアクセントして活躍してくれます。
チェックスーツにもいくつか種類があり、どのチェック柄にすれば良いか迷うこともあるでしょう。迷った場合は細かい柄やモノトーンの柄を選んでみてください。細かい柄やモノトーンの柄は汎用性が高いため、どのような場面でも着用できます。また、スーツのシルエットも重要で、サイズ感も意識しましょう。
チェックスーツを着こなすことが難しい要因には種類の多さが関係しています。チェック柄には、ギンガムチェック、タータンチェック、アーガイルチェック、マドラスチェック、ピンチェック、ブロックチェックなど、たくさんあります。種類が豊富なため、場面に応じて選ぶことが難しいと感じるのです。
しかし、チェックスーツの選び方をあらかじめ押さえておくと、それほど迷うことはありません。ここでは、おすすめのチェックスーツの種類についてご紹介します。
まずは、白と黒が王道的なカラー配色で人気の高いグレンチェックです。グレンチェックは伝統的な柄のひとつで、上品で落ち着いた印象になります。グレンチェックは、元英国王であるウィンザー公が気に入っていた柄として知られています。
柄の特徴は縦と横で濃さの違う糸を使用しているため、大きな格子状に見えることです。知的な印象のスーツとしておすすめです。
トラディショナルで上品な雰囲気を演出したい方はハウンドトゥースのチェック柄を選びましょう。ハウンドトゥースは、日本では千鳥格子と呼ばれる場合もあります。代表的なカラーは白色ベースで、少し濃い黒色などと組み合わせます。エレガントな印象が出る柄のひとつです。
シャドーチェックは遠目で見ると一般的なビジネススーツに見えます。濃いチェック柄ではなく、派手さは控え目で、光の当たり具合でチェックの柄が浮き出てくるタイプです。チェック柄が薄く柄の主張が少ない知的で洗練されたイメージを持ってもらいやすく、ビジネスシーンで着用する方が多いです。無地以外の柄を取り入れたい方はシャドーチェックがおすすめです。
チェック柄が窓のようになっているチェック柄のことを、ウインドウペンといいます。ウインドウペンはイギリスの伝統的な柄のひとつで、現在でも多くの方に愛されています。単色の縦と横の糸を縫い合わせることにより、四角い格子柄を作っています。規則正しい柄であるため、落ち着いた印象を持ってもらいやすいのが特徴です。
ただし、柄の濃いものは、重要な会議や商談の際にはふさわしくない場合もあります。ウインドウペンは華やかな雰囲気のあるお食事会や、イベントに向いているチェックスーツといえるため、ウインドウペンを着用する際は柄の濃さも意識して選ぶようにしてください。
ここまでチェックスーツの種類について解説しました。上記のようにチェックスーツの種類は豊富にありますが、自分の好みのチェックスーツをただ選ぶだけでは失敗してしまう可能性があります。場面や状況に応じて、具体的にどのようなチェックスーツを選べばいいかを解説します。
ビジネスシーンではチェック柄が目立たないものが良いでしょう。チェック柄の主張が強すぎると、良い印象を持ってもらえない可能性があります。ビジネスシーンにおいては柄の主張が控え目な暗い色のスーツが適しています。具体的にはシャドーチェックの黒色などがよく着用されています。
ただ、エンターテインメントの場に多いですが、チェック柄が太くて目立ち、色の濃いスーツの着用でも良い場合があります。インパクトを残したい場合は、タータンチェックなどを選びましょう。タータンチェックは華やかさに加えて誠実さも演出できるので、おすすめです。
チェックスーツの柄を選ぶ際に、格子サイズを確認することも重要です。格子サイズの大きさによって印象が変わります。格子サイズが大きい場合と、小さい場合の印象について具体的にみていきましょう。
チェックの格子サイズが大きい場合、カジュアル感が強くなる傾向にあります。柄が大きいことにより存在感が増し、個性的な印象を持ってもらえます。ただし、格子の幅が大きくなると、コーディネートがしづらくなるデメリットもあります。大きい格子状のチェックスーツを着用する場合は、コーディネートアイテムとの相性も考える必要があります。
たとえば、大きい格子のチェックスーツを着用し、ネクタイの色や柄の主張の強いものを取り入れると、あまり似合いません。そもそも、スーツは派手さを主張するのではなく、誠実さや信頼性の演出が必要です。大きい格子状のチェックスーツはコーディネート上級者向けともいえます。
チェックの格子サイズが小さい場合、フォーマル感が強くなります。見た目が一般的なビジネススーツとあまり変わらないものもあり、プライベートやビジネス両方で着用できる柄も存在します。
無地のものだと堅い印象になりますが、少し格子状のデザインがあると華やかさが増します。場面に応じてチェックスーツを選ぶと、チェックスーツを着用すること自体が楽しくなります。小さい格子状のチェックスーツはコーディネートしやすいため、初心者向きといえるでしょう。
格子サイズだけではなく、色のトーンによっても印象が変わります。ビジネス現場やイベントごとでは、色の使い分けが重要です。間違った色を選んでしまうと、場によってはふさわしくない可能性があります。色によって、どのような違いがあるか具体的にみていきましょう。
ライト系カラーのチェックスーツはカジュアル感を出したい場面で着用されます。堅苦しいスーツではなく、少しオシャレをしたい場合はライト系のチェックスーツを選ぶようにしましょう。カラーのバリエーションも豊富で、青色やネイビー、ブラウンなどが人気です。着用シーンとしては、パーティーや食事会などで着用されます。
落ち着いた印象を演出したい場合はダーク系カラーのチェックスーツを選びましょう。ダーク系カラーは、あまり主張しすぎずカジュアル感がないのが特徴です。チェック柄の種類としてはストライプの柄が人気で、ビジネスシーンでも着用されます。より一層落ち着いた印象を持ってもらうには、ラインの色も意識してください。チェックスーツと同色のラインを選ぶとスーツと一体感が感じられるため、多くの場面で着用できます。初心者の方は、ダーク系カラーのスーツを選ぶと失敗しにくいです。
チェックスーツの柄や色などが決まったあとは相性の良いコーディネートアイテムを選びましょう。チェックスーツを着用するからといって、インナーであるワイシャツやネクタイがなんでもいいわけではありません。どのようなコーディネートアイテムがチェックスーツに合うのか確認しましょう。
チェックスーツと相性の良いワイシャツの色は無地の白色や淡い色です。ワイシャツの色が濃い色の場合、スーツよりもインパクトを残してしまい、ワイシャツの方が目立ってしまいます。インナーとして着用するワイシャツは、あくまでチェックスーツの引き立て役として選ぶべきです。
ワイシャツの色は白色や淡い青色、淡いピンク色が相性良いです。ワイシャツは毎日着用するため、チェックスーツに合うワイシャツを数枚用意しておきましょう。
コーディネート初心者の方は無地のネクタイを選びましょう。ネクタイにも派手なものや無地のものなど、種類は豊富にあります。ただ、派手な色や柄を選んでしまうと、コーディネートが難しくなります。ネクタイはシンプルなものにして、チェックスーツと喧嘩するような柄は避けましょう。
ビジネスでチェックスーツを着用される方はネクタイの柄に意識する必要があります。ビジネスではダークカラーのスーツを着用することが多いため、ネクタイもダークカラー系のシンプルなものを選ぶと安心です。
チェックスーツを上手く着こなせないと感じる方も多いようですが、着用する場面を意識すると、それほど難しくないコーディネートです。ビジネスでチェックスーツを着用していきたい方はダークカラー系の格子が小さめの派手でないものを選びましょう。少しオシャレをしてイベントでインパクトを残したい方は、ライトカラー系の格子が大きめのスーツを選んでください。
また、ワイシャツの色やネクタイの色などのコーディネートアイテムを意識すると、チェックスーツを着用するのも楽しくなります。本記事で紹介した内容を意識して、ご自身の好みのチェックスーツとコーディネートを見つけてみてください。