スーツの持ち運び方3パターンを紹介!シワにならない方法やシワへの対処法も

24.04.25

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スーツの持ち運び方3パターンを紹介!シワにならない方法やシワへの対処法も

出張やイベントなどでスーツを持ち運ぶ人も多いのではないでしょうか。その際、大雑把にスーツを取り扱うと「シワ」の原因になるため、持ち運びには気をつけなければなりません。

本記事では、スーツの持ち運び方を3つのパターンで詳しく解説します。また、シワがついた場合の対処方も紹介いたします。

スーツの持ち運び方3パターン

ここでは、具体的なスーツの持ち運び方を3つのパターンで紹介します。それぞれの持ち運び方の特徴や注意点を理解し、自分に合った方法を見つけてください。

【パターン1】スーツケースに入れる

スーツケースは他の荷物と一緒にスーツを持ち運ぶときに有効です。スーツケースには収納スペースが分割されているものもあり、スーツと他の荷物を分けて収納できる点はメリットです。

しかし、収納スペースが分かれていない場合、他の荷物と混ざってしまう可能性があり、それがシワの原因となります。そのため、スーツを収納するときは以下のポイントが重要です。

  • 折り畳む回数をできる限り減らす
    スーツのジャケットやスラックスは、折り畳む回数を少なくすることで、シワになる範囲を減らせます。
  • ワイシャツはA4書類ファイルを使用する
    特にワイシャツはシワになりやすいため、100円ショップなどで購入できるA4の書類ファイルを活用した収納法もあります。スーツケース内で他の荷物と混ざることなく、シワからワイシャツを守れます。

このように、他の荷物と一緒になるとシワがついてしまう「スーツケース」ですが、工夫次第でシワを抑えることができ、上手に持ち運びができます。

【パターン2】スーツカバーを使う

出張やイベントなどでは先述したスーツケースがおすすめですが、スーツカバーは短時間の移動に適しています。スーツカバーは持ち運びもしやすいですが、シワやホコリ、汚れからスーツを守る役割も果たします。スーツを購入するとスーツカバーが付帯されることが多いため、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

なお、スーツカバーは防水やはっ水機能を備えた高品質なものなど、さまざまな種類があります。

【パターン3】ガーメントケースに入れる

ガーメントケースはスーツやドレスといったデリケートな衣類を携帯する際に使用される特別なケースです。これらの衣類はシワができやすいため、そのまま吊るした状態で運べるガーメントケースは便利なアイテムです。

ガーメントケースは一般的に半円状や長方形の形状をしていて、手提げとして持ち運ぶタイプが主流です。また、ショルダータイプ、手提げとショルダーの2WAYタイプ、リュックとしても使える3WAYタイプもあり、使用環境に応じた持ち運びができます。

スーツを持ち運ぶ際のポイント・注意点

スーツは持ち運ぶ際にも、いくつか注意点があるのをご存じでしょうか。ここでは、具体的なポイントを3つ紹介します。

ニオイのあるものと一緒にしない

食べ物、香水といった「ニオイ」の強いものと一緒にすると、スーツにニオイが移るかもしれません。香水や化粧水、ペットボトルなどの液体がスーツにかかってしまうと、液体がスーツに深く染み込む可能性があります。そのため、スーツとニオイのあるものは別々で収納する方が良いでしょう。

雨や湿気に注意する

スーツが水分や湿気を含むと重たくなるだけでなく、傷みやシワ、色落ちの原因につながります。梅雨時期や湿度が高い日はスーツが湿気を吸いやすくなるため、特に注意が必要です。

それゆえ、湿気のある時期には防水性のあるバッグやケースの使用がおすすめです。さらに、バッグやケースに乾燥剤を入れておくと、湿度の調整もできます。

到着後すぐにハンガー掛けをする

スーツをシワから守るには、スーツを畳んでおく時間をできる限り短縮する方が良いです。スーツの素材によってはシワになりにくいものもありますが、基本的に長時間畳んでおくとシワができてしまいます。そのため、スーツを畳む時間を最小限に抑える工夫が必要です。

たとえば、荷物の収納時はスーツを最後に入れ、そして宿泊先に到着後はすぐにスーツをハンガーに掛けましょう。

スーツの持ち運びでシワがついた場合の対処法

image01スーツの持ち運びでシワが付いた場合の対処法.jpg

スーツにシワがついてしまった場合の対処法を紹介します。

霧吹きやシワ取りスプレーを使用する

シワ取りスプレーはスーツのシワが取れる手軽なアイテムです。ウールなどの繊維質が水分を含むと膨張する性質を利用して、シワを元の状態に戻せます。ただし、シワ取りスプレーはウールや麻などの天然素材には有効ですが、絹やレーヨン、合成素材には効果が薄いです。

バスルームの湯気を活用する

バスルーム(風呂場)の湯気を活用する方法があります。バスルームの湯気は、スチームアイロンと同じ効果が期待できるため、おすすめの手段です。

バスルームを利用する方法は以下のとおりです。

  • 湯気のあるバスルームに30分程度干します。
  • 換気の良いところに陰干しします。

この方法は旅先などでアイロンが使えないとき、手軽にできる「シワ対策」です。

シワになりにくいスーツを選ぶのもおすすめ

スーツのシワを避けるにはシワになりにくいスーツを選ぶのも選択肢のひとつです。たとえば、ストレッチ性の高いスーツや防シワ効果が付帯しているスーツも続々と販売されています。シワになりにくいスーツを1着保有しておくことをおすすめします。

まとめ

本記事ではスーツの持ち運び方とシワへの対策について解説しました。スーツの持ち運び方を3つのパターンで紹介し、それぞれのメリット、デメリットを取り上げました。

また、スーツにシワがついてしまった場合の対処法も紹介しています。スーツを持ち運ぶ機会が多い方は本記事を参考にして、出張やイベントなどでもキレイな状態のスーツを着用してください。

この記事を書いた人

2002年に株式会社コナカに入社。2008年にスーツセレクトの店長として4年間勤務。その後東京地区、千葉地区の複数店舗を統括するエリアマネージャーとして10年勤務。その後2021年に商品本部に配属され、現在バイヤーとしてメンズジャケット、メンズパンツのバイヤー業務を担当。市場調査、ファッション関連の情報収集、お客様ニーズの調査を行い、商品企画や生産に活かしております。1人でも多くのお客様のご意見、店舗スタッフからの要望に応えられること、また自製品をご購入頂き喜んで頂けることを常に考え、製品の生産に励んでおります。