30代のスーツ選びで押さえておくべきポイントは?おすすめの色・柄を紹介

24.04.04

カテゴリー

スーツノウハウ

タグ

30代のスーツ選びで押さえておくべきポイントは?おすすめの色・柄を紹介

30代に突入すると、さまざまな場面でスーツを着用する機会が増えます。しかし、30代にふさわしいスーツが何かわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は30代のスーツ選びで押さえておくべきポイントを詳しく紹介します。

記事内では、品格を持ちつつフォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに対応できるスーツ選びのコツを伝授します。スーツは長年愛用するパートナーのような存在です。今回の記事を参考に自分自身に最適なスーツを探してみましょう。

1.30代のスーツ選びで押さえておくべきポイント

スーツ選びは自己表現の観点からも重要な要素です。30代はキャリアにおける重要なフェーズであり、自分自身の価値を高めるためにも適切なスーツ選びは欠かせません。ここでは30代がスーツを選ぶときに押さえておくべきポイントを5つ紹介します。

1-1.年齢に合ったスーツを着用する

30代は周りからの信頼や関係性を構築するためにも年齢に適したスーツ選びが最善です。また、加齢の影響により徐々に体型に変化がみられ、20代に比べるとフレッシュさが減少し始める頃合いです。そのため、年相応のスーツを着用することは周囲からの信頼性を高めるとともに、自己ブランドを確立する一助となります。

1-2.シーンに合わせたスーツを複数揃えておく

30代はさまざまな場所でスーツを着る機会が増えるものです。ビジネスシーンではプロフェッショナルさを、飲み会ではリラックスした一面を、フォーマルなイベントでは礼儀正しさが期待されます。それぞれのシーンに合わせてスーツを複数揃えることで多面性を表現し、相手に適切な印象を与えられるでしょう。

1-3.素材選びにもこだわる

スーツ選びはデザインや色だけでなく、素材選びも重要な要素です。素材によって着心地や季節感が大きく変わり、ビジネスやプライベートでの印象を大きく左右するためです。春夏用のスーツとして推奨される素材は「サマーウール」「リネン」があげられます。

サマーウールは通常のウールよりも軽い素材で、高温多湿の季節でも爽やかさを維持できます。リネンは通気性が良く、さらっとした肌触りが特徴です。また、吸水性や発散性も優れているため、夏の暑い日にリネン素材のスーツは大変重宝します。

一方、秋冬用のスーツでは「ウール」「カシミア」が主な素材です。これらは保温性に優れており、寒い季節でも暖かさを維持できる特徴をもっています。ウールは保温性がありながらも通気性にも優れており、バランスの取れた素材といえます。

さらに、シワになりにくく形状記憶性も高いため、長時間着用しても美しいシルエットが保てることは大きな魅力です。カシミアは多くの方が知っているとおり、高級感と肌触りの良さが特徴です。軽くて暖かい素材であるため、寒い季節でも快適に過ごせるのがカシミアの強みとなっています。

このように、季節に合った素材選びを心がけることで、一年を通じて快適にスーツライフを楽しめるでしょう。

1-4.自分の体型に合ったシルエットを選ぶ

体型に合わないスーツはどれだけ高価であっても見栄えが悪く、自己表現を損なう可能性があります。細身の方が大きいスーツを着ると服がだぶついてしまい、逆に肩幅が広い方が細身のスーツを着ると窮屈に見えてしまうかもしれません。

おすすめのシルエットはシャープすぎないものです。シャープすぎると体型の欠点が強調されてしまうからです。以上を踏まえ、スーツを選ぶ際のサイズ感は次のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • 肩幅

肩先をひとつまみできる程度の余裕がある。これにより肩が窮屈にならず、自然なシルエットに見える。

  • 着丈

お尻の一番高い所が隠れる長さ。身体のバランスが取れてスマートな印象。

  • 袖口

ワイシャツの袖が1.5〜2cm程度の長さで見えること。手元の動きが活発に見え、ビジネスシーンで活動的な印象。

  • 太もも

直立状態でひとつまみできること。歩行時の動きがスムーズであることを示し、活動的な印象。

これらの要点を押さえ、自分の体型に合ったシルエットのスーツを選択すると、自分自身を魅力的に見せられます。

1-5.オーダースーツも選択肢の1つ!

30代でスーツを選ぶとき、オーダースーツも一考の価値があります。オーダースーツは注文住宅に似ており、デザイン・素材・細部の仕様まで自分好みにできる点が大きな特徴です。こうした自由な設計により、自分だけの「最適なスーツ」ができあがります。

2.30代がスーツにかけるべき予算は?

image0130代がスーツにかけるべき予算は?.jpg

30代のスーツにかける予算は4〜8万円程度が一般的です。この価格帯であれば、高品質な素材を使用しながら製法も優れています。30代は経済的に安定し、企業の経営者や管理職といった重要な人物との接触機会も増える年代です。

こうしたシーンで安価なスーツを着用していると、安易な印象に見えるかもしれません。また、価格が安すぎるスーツは素材や製法が劣っていることが多く、すぐに傷んでしまう恐れもあります。

結果として頻繁に新しいスーツを購入する必要が出てしまい、長期的にみれば経済的負担も大きくなります。30代でスーツを選ぶときは、予算相場を考慮しながら高品質なスーツを選ぶと良いでしょう。

3.30代におすすめのスーツの色

30代の方はフレッシュさを抑え、落ち着いた色選びが重要です。これは30代が示す成熟した魅力と信頼感を高めるためです。以下に、30代の方におすすめするスーツの色をいくつか紹介します。

3-1.誠実な印象の「ネイビー」

誠実な印象のネイビーは多くにビジネスパーソンから人気があります。ネイビーのスーツは色の深みがありながらも派手すぎないため、どのようなシーンでも相手に悪い印象になりません。

さらに、ネイビーのスーツはワイシャツやネクタイとも相性が良い点もメリットのひとつです。たとえば、重要な商談でダークネイビーのスーツにダークトーンのネクタイを合わせれば、誠実な印象に加えて冷静さと知性もアピールできます。

以上のように、ネイビーのスーツはその柔軟性と誠実さから、30代の方にとって必須のアイテムです。ビジネスからカジュアルまで、幅広いシーンで活躍するネイビーのスーツを1着持っておくと心強いでしょう。

3-2.落ち着きと大人っぽい印象の「グレー」

グレーは落ち着きと大人っぽさを表現する色で、自身の信頼性と経験を示すために適しています。グレーが中立的な色であり、相手に落ち着きと安定感をもたらします。

ビジネスシーンでグレーのスーツを着用するとき、有彩色のネクタイやワイシャツを合わせることで、スマートで洗練された印象になります。以上の点から考えると、グレーのスーツは30代の方にとって、大人の魅力を引き立てる有効な選択肢だといえるでしょう。

3-3.品格を感じさせる「チャコール」

30代の方に人気があるのはチャコールです。チャコールは黒に近い深いグレー色で、品格と誠実さを感じさせます。一歩引いた落ち着きと大人の魅力を演出し、自己の信頼性と経験をアピールするのに適しています。

ビジネスシーンで考えると重要な会議やプレゼンテーションなど、自身の真剣さと誠実さを示すシーンに最適です。深みのある色合いは相手に対して落ち着いた印象に見え、真剣にビジネスに取り組んでいる、といったメッセージ性も印象づけられます。

なお、具体的なコーディネート例として、チャコールのスーツに白いワイシャツとシルバーのネクタイを合わせるのがおすすめです。この組み合わせは洗練された印象に見え、強い決意とプロフェッショナルな態度を示せます。

したがって、大人の品格を感じさせるスーツが欲しい場合はチャコールが適しています。

3-4.クラシカルな雰囲気の「ブラウン」

ブラウンは落ち着く色のため、信頼性と経験をアピールするには最適です。さらに、ブラウンは他の色とは一線を画しており、大衆的な色合いのネイビーやグレーとは違って独自の魅力を持っています。

こうした背景もあり、ブラウンのスーツはビジネスであっても、その独特の色合いがユニークでありながらプロフェッショナルな印象になる要因となっています。そして、ブラウンスーツにはベージュ色のワイシャツ、ブラウン系のネクタイを合わせたコーディネートがおすすめです。

スーツの色・ワイシャツ・ネクタイの色が統一感を持つことで全体的な印象がまとまり、より洗練されたスタイルが演出できるでしょう。このように、30代の方が選ぶスーツはネイビーやグレーなどの定番色だけでなく、ブラウンも選択肢のひとつとして加えるべき存在といえます。

4.30代におすすめのスーツの柄

image0230代におすすめのスーツの柄.jpg

30代のスーツ選びは柄選びも大切なポイントとなります。ここでは30代の方におすすめのスーツの柄をいくつか紹介します。

4-1.王道の「シャドーストライプ」

シャドーストライプは一見すると無地のようにも見えますが、光の加減でストライプが微妙にみえるデザインです。この柄は通常のストライプ柄に抵抗がある方でも取り入れやすく、一般的な無地のスーツとは一線を画します。たとえば、基本的な色のスーツにシャドーストライプを取り入れることで、上品さを保ちつつも一味違った印象を演出できます。ビジネスシーンでの利用はもちろん、カジュアルな場でも活躍する人気の柄となっています。

4-2.スマートな印象の「ピンストライプ」

ピンストライプは極小の点線が一定の間隔で並んでいる特徴的なデザインです。ビジネスシーンはもちろん、カジュアルな場でも目を引く存在です。また、極小の点線がライン上に配置されているデザインは全体的に洗練された印象で、着用者の品格を引き立てます。

このように、ピンストライプはその独特のデザインと汎用性からさまざまなシーンで愛用されています。

4-3.ベーシックな柄が揃ったら遊びの効いた柄も挑戦しよう

ベーシックな柄が一定数揃ったら、遊びの効いた柄にチャレンジしてみましょう。遊び心のある柄とは、最近流行の「クラシック柄」です。こちらの柄は独自性があり、周りとの差別化を図るには大きな武器となります。

とくに、ビジネスシーンで注目を集めたい方や自分だけのスタイルを確立したい方には、クラシックな柄は有効な手段といえるでしょう。また、オシャレ感をプラスしたい方はクラシック柄に合わせてベストの着用もおすすめです。

ベストは一般的なビジネススーツに、遊び心と洗練されたオシャレ感を付加するコーディネートアイテムです。格子柄やチェック柄などを選ぶと、さらにスタイリッシュな印象づけが期待できます。

したがって、ベーシックな柄が揃ったら次は未開拓の柄に挑戦し、自分だけのスタイルを追求してみましょう。常に新しい分野に挑戦することで、スーツ選びも人生も一層楽しめます。

まとめ

本記事では30代の方向けに「スーツ選び」について網羅的に解説しました。30代の方々は企業を支える中核的な役割を担うことが多くなる年代です。そのため、自分の立場や働く環境に見合ったスーツが重要です。

記事内では体型にフィットしたスーツやオーダーメイドのスーツなど、着心地と予算も重要な判断材料として紹介しています。また、スーツの色や柄選びも大切な要素として説明しました。

以上のように、30代のスーツ選びには多くの要素が関わってきます。自身の魅力を最大限に引き立てるようなスーツを選び、ビジネスシーンでの活躍を目指しましょう。

この記事を書いた人
上野さん.jpg

2004年に株式会社コナカに入社。2007年にコナカの店長として6年間勤務。その後茨城地区の複数店舗を統括するエリアマネージャーとして4年間勤務。2016年新規事業である「DIFFERENCE」のバイヤーとして商品本部に配属され、7年目を迎える。現在はレディースとメンズカジュアル関係のバイヤー業務を担当。実際のウェァリング調査を密に行い、市場の流れやお客様のニーズを察知することで次シーズンへの企画や生産に活かしています。また異業種や幅広い年齢層の方々とも積極的に交流する事を大事にしております。バイヤーの仕事は物を作ることも大切ですが、まずは販売スタッフに想いを届ける事が重要と考えています。