ボタンダウンシャツとは?着用マナーやおすすめの着用シーンを紹介

24.03.25

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ボタンダウンシャツとは?着用マナーやおすすめの着用シーンを紹介

「ボタンダウンシャツ」を着用したことがない方は一般的なワイシャツとの違いについて区別しづらいでしょう。しかし、ボタンダウンシャツを1着持っているとビジネスシーンやカジュアルシーンなどさまざまな場面で着用できるため、着用シーンについて知っておくことは重要です。

ボタンダウンシャツにはいくつか着用マナーがあるため、今回はどのような場面で着用すべきか具体的に紹介します。着用マナーだけでなく歴史や概要についても触れますので、ボタンダウンシャツについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

1.ボタンダウンシャツとは?

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ボタンダウンシャツとはトップボタンを留め、衿元を固定できるワイシャツのことを指します。基本的にはネクタイをつけずに着用されることが多いです。

クールビズが流行した背景により、ボタンダウンシャツの位置づけはクールビズの代表的なワイシャツと考えられるようになりました。しかし現在ではボタンダウンシャツにネクタイをつける方も増えており、クールビズ専用のワイシャツではなくなりつつあります。

このようにボタンダウンシャツはカジュアルシーンに限らず、ビジネスなどさまざまなシーンで重宝されており、着用される幅が広がっています。

1-1.ボタンダウンシャツの起源

ボタンダウンシャツの語源は馬に乗って行う競技が由来とされています。「ポロ」という競技では、ポロカラーシャツがユニフォームであり、衿元にボタンがついています。このポロカラーシャツに注目したとあるアメリカの社長が「ボタンダウンシャツ」として商品化したところ、ものすごく売れた過去があります。それ以来、日本でもボタンダウンシャツが着用されるようになり、夏場のビジネスシーンにおいてカジュアルな服装として多くの方が着用しています。

1-2.ボタンダウン以外のワイシャツの種類

ボタンダウンシャツがビジネスシーンでよく着用されるようになりましたが、ボタンダウンシャツ以外のワイシャツもたくさんあります。ボタンダウンシャツはネクタイも絞められてビジネスの場でも活躍しますが、状況に応じて適切なワイシャツを選ぶ必要があるでしょう。

そこで、具体的にいくつかのワイシャツの衿の種類についてご紹介します。


衿の種類について

  • レギュラーカラー
    レギュラーカラーはワイシャツの中でもっとも一般的な衿です。衿の角度は65度に設定されています。基本的なワイシャツなため、ビジネスシーンやフォーマルシーンなど問わず着用できます。
  • ワイドカラー
    ワイドカラーは、衿が広くなっている特徴があります。衿の角度が100~140度に設定されています。Vゾーンが広いため首元がすっきりとしており、ネクタイをつける際は太めにつけると全体のバランスがよくなります。
  • ウィングカラー
    ウィングカラーは翼のような衿が特徴的で、フォーマルシーンでよく着用されるワイシャツです。結婚式や披露宴などでよく着用されます。
  • ドゥエボットーニカラー
    ドゥエボットーニカラーは、第一ボタンが2つついているワイシャツです。ドゥエボットーニとは、イタリアの言葉で2つのボタンという意味があり、カジュアルなテイストになります。基本的には、ネクタイをつけずに着用する場合が多いです。
  • タブカラー
    タブカラーは右と左の衿に紐がついており、ボタンで留められるようになっています。タブカラーのワイシャツを着用する際は、ネクタイを身につけると衿に立体感が出るため、基本的にはネクタイをつける方が着用します。

上記で紹介した衿の種類以外にも、ホリゾンタルワイドカラーやナローショートカラー、バンドカラーなどワイシャツは多種多様あります。カジュアルやフォーマルなど、衿のデザインで印象が違ってくるため、ワイシャツの特徴を知ることが重要といえます。

2.ボタンダウンシャツの魅力

ボタンダウンシャツの最大の魅力はネクタイをつけてもつけなくても着こなせる点です。ビジネスシーンでも重宝されており、カジュアルなボタンダウンシャツでもネクタイをつけることでフォーマルな格好にもなります。
また、カジュアルにコーディネートしたい場合はチノパンやデニムと合わせるのがおすすめです。幅広いコーディネートが可能なボタンダウンシャツですが、カジュアルさだけでなく上品さも兼ね備えているためです。ボタンダウンシャツとチノパンやデニムの組み合わせは大人の男性を演出したい方にもおすすめのファッションです。
ボタンダウンシャツのほかの魅力としてはプライベートとビジネスシーンで併用できる点があります。ボタンダウンシャツを1着持っていると、パンツを変えるだけでさまざまなバリエーションのスタイルをコーディネートできます。

3.ボタンダウンシャツを着用できるシーン

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基本的にはカジュアルシーンで着用されることが多いボタンダウンシャツですが、ビジネスシーンやクールビズとしても着用する場合もあります。ボタンダウンシャツにも着用マナーがあるため、状況に応じて適した服装を選ばなければいけません。

着用シーンを知る必要があるため、具体的にどのような場面でボタンダウンシャツを着用することが多いかを確認しましょう。

3-1.一般的なビジネスシーン

一般的なカジュアルな服装をOKとするビジネスシーンではボタンダウンシャツを着用しても問題ありません。たとえば、私服で勤務可能だったり、ネクタイをつけなくてもよかったりする場合はボタンダウンシャツを着用できます。

しかし、初対面の方とのビジネスシーンではカジュアルな印象になる可能性があるため、TPOを意識して服装を選んでください。

3-2.クールビズシーン

クールビズシーンでもボタンダウンシャツを着用できます。クールビズシーンではネクタイとジャケットを身につけないことが大半なので、ワイシャツ選びがとても重要といえます。そこで、ボタンダウンシャツを上手く着こなすとさわやかな印象となるため、ボタンダウンシャツを1着持っておくことをおすすめします。
ボタンダウンシャツを選ぶ際はご自身のサイズに適したものを選びましょう。サイズが大きすぎるものを着用すると、ダボっとしてだらしない印象となります。反対に、小さすぎるボタンダウンシャツを着用すると、窮屈な印象となるでしょう。
また、クールビズシーンではボタンダウンシャツのフロントの第1ボタンを外しましょう。第1ボタンを外すと衿が立つため、清潔感あるスタイルになります。クールビズシーンにおいても、ボタンダウンシャツの着用マナーをきちんと守り、開放感あるスタイルを心がけてください。

3-3.カジュアルシーン

ボタンダウンシャツはカジュアルシーン全般で着用できます。ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも着用できるため幅広い場面で活躍します。デニムのパンツとボタンダウンシャツは相性が良く、私生活でもオシャレに着こなせるのでおすすめの組み合わせです。
ただし、プライベートと兼用で着用する際には汚れやシワにご注意ください。何度もボタンダウンシャツを着まわしているとシワになるためです。ビジネスシーンで着用する際には着用する前に清潔かどうかをしっかり確認することが重要です。
もし、シワになっていたり汚れていたりする場合はクリーニングに出しましょう。身だしなみが整っていないボタンダウンシャツを着用してしまうと、相手からのマイナス評価につながりかねません。

3-4.ただし、フォーマルシーンは着用できないので注意が必要!

ボタンダウンシャツはカジュアルシーンでよく着用されますが、フォーマルシーンには適していません。ボタンダウンシャツは結婚式や重要な会議などでは避けたほうが良いでしょう。フォーマルシーンでボタンダウンシャツを着用してしまうと相手方に失礼に当たる可能性があるため、注意が必要です。

フォーマルなシーンでどのようなワイシャツを着用すればよいか迷った際には、レギュラーカラーの一般的なワイシャツを着用してください。レギュラーカラーのような汎用性の高い無地のワイシャツはどのような場面でも着用可能です。

4.ボタンダウンシャツを着用する際のマナー

ボタンダウンシャツはさまざまな着用シーンがありますが、着用する際のマナーについても知っておく必要があります。ボタンダウンシャツを着用するだけではカジュアルな印象になる場合があるため、状況に応じてボタンダウンシャツを着こなさなければいけません。ここでは、具体的にどのようなマナーに注意してボタンダウンシャツを着用すべきかを紹介します。

4-1.衿先のボタンは留める

ボタンダウンシャツを着用する際は基本的に衿先のボタンは留めましょう。衿先のボタンを留めてネクタイを身につけることでスマートな印象になり、全体のバランスが良くなります。

ボタンダウンシャツの衿先のボタンを留めないで着用してしまうと衿先が固定されず、ルーズな印象となります。ネクタイを身につけるかに関わらず、ボタンダウンシャツの衿先のボタンは必ず留めてください。
また、洗濯する際は衿先のボタンは外してから洗濯することをおすすめします。衿先のボタンを外して洗濯することで、縫い目に負担をかけずに洗えます。

4-2.ノーネクタイの場合は第1ボタンを外す

ネクタイを身につけない場合は全体のバランスから考えて、第1ボタンを外した方が良いでしょう。ボタンダウンシャツはもともとカジュアル用に作られたワイシャツであるため、第1ボタンまできっちり留める必要はありません。
ネクタイを身につける場合は第1ボタンまでしっかり留めましょう。第1ボタンを留めずにボタンダウンシャツを着用すると衿元が安定せず、だらしない印象になります。ビジネスシーンやカジュアルシーンなどに関わらず、ネクタイを身につけるかどうかで第1ボタンを留めるかどうかを判断してください。

4-3.カジュアルアイテムであることを忘れず着用する

ボタンダウンシャツはカジュアルな服装です。第1ボタンを留めてネクタイを身につけても、フォーマルシーンではあまりふさわしい格好ではありません。フォーマルシーンではレギュラーカラーシャツなど定番のシャツを着用することをおすすめします。

ただし、オシャレさを追求しすぎるとマナーが悪くなる場合があるため、注意が必要です。カジュアルシーンでの着用の仕方さえ意識すると、プライベートでも着こなせるでしょう。華やかなお食事会や身内同士のパーティーなどではボタンダウンシャツが適しているため、TPOを意識してワイシャツを選びましょう。

まとめ

今回はボタンダウンシャツの着用シーンやマナーについて解説しました。基本的にカジュアルな印象が強いボタンダウンシャツはフォーマルな場にはふさわしくありませんが、TPOを意識すればオシャレに着こなせます。ネクタイをつけてもつけなくても着用できるため、幅広いシーンで活躍するでしょう。
ネクタイを身につける場合は第1ボタンを留めて、ネクタイを身につけない場合は第1ボタンを外すことで全体のバランスが良くなります。ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも着用可能なため、この機会にご自身のサイズに合うボタンダウンシャツを1着持っておくことをおすすめします。

この記事を書いた人
上野さん.jpg

2004年に株式会社コナカに入社。2007年にコナカの店長として6年間勤務。その後茨城地区の複数店舗を統括するエリアマネージャーとして4年間勤務。2016年新規事業である「DIFFERENCE」のバイヤーとして商品本部に配属され、7年目を迎える。現在はレディースとメンズカジュアル関係のバイヤー業務を担当。実際のウェァリング調査を密に行い、市場の流れやお客様のニーズを察知することで次シーズンへの企画や生産に活かしています。また異業種や幅広い年齢層の方々とも積極的に交流する事を大事にしております。バイヤーの仕事は物を作ることも大切ですが、まずは販売スタッフに想いを届ける事が重要と考えています。