スーツの最新トレンドを押さえる!スマートに着こなすポイントも紹介

24.04.08

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スーツの最新トレンドを押さえる!スマートに着こなすポイントも紹介

ビジネスパーソンの必須アイテムであるスーツは時代とともにトレンドも変化していきます。そのため、現在保有しているスーツが古く感じられ、流行遅れではないかと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では新しいトレンドを押さえたスーツの選び方や着こなすポイントなどを紹介します。この記事を通して、流行を押さえながら自己表現も忘れないスーツの選び方を学んでいきましょう。

1.スーツはトレンドを押さえてスマートに着る!

スーツのファッショントレンドは常に変化しています。その背景には、スーツのトレンドが時代の流れや社会の雰囲気を反映しています。たとえば、2000年代中盤はタイトなシルエットが人気となり、着丈の短いジャケットやノータックのパンツが世の中を席巻しました。また、この頃はスーツにスポーティーなリュックを合わせるビジネスパーソンも増え、ビジネススタイルにカジュアルさが取り入れられました。

これは、ビジネスパーソンの個性やセンスが求められる時代に変化したことを象徴しています。これらの例からもわかるように、トレンドを押さえたスマートな着こなしはビジネスパーソンのイメージアップに重要な要素といえます。

2.スーツのトレンドを押さえるためのポイント

スーツのトレンドを理解するためには押さえておくべきポイントがあります。ここでは、具体的なポイントを4つにわけて紹介します。

2-1.【ポイント1】シルエットを押さえる

現在のスーツは美しいシルエットを強調するタイトなものと重厚感を引き立てるクラシックスタイルのものの2つが主流です。これらはビジネスの場におけるプロフェッショナルなイメージを強調し、自分自身を表現するために重要な要素となります。

ジャケットは体型にフィットしたデザインがおすすめです。タイトなスタイルであれば身体のラインを美しく見せてくれます。一方、クラシックスタイルであれば、その重厚感が落ち着いた印象に見えます。

パンツも体型にフィットしたものが最適です。太すぎたり、長すぎたりするパンツは避けましょう。ダボっとしたパンツはトレンドから外れるだけでなく、全体の見た目が悪くなってしまいます。

2-2.【ポイント2】生地の色柄をチェック

スーツの選び方において、生地の色柄はトレンドを押さえるうえで重要です。現在のトレンドは茶色・ベージュ・グレーなどの落ち着いた色合いのスーツが主流で、全体的に温かみがあり、柔らかい印象になります。第一印象が重要視されるビジネスの場では相手に好印象に見てもらいたいためにも、こうした色のスーツが人気を博しています。

次に、クラシックスタイルを好むビジネスパーソンには青やネイビーも人気です。落ち着いた色合いながらも重厚感が演出でき、信頼性や安定感を強調する効果があるからです。特に重要な商談やフォーマルの場では、このような色のスーツが適しています。また、柄についてはシンプルながらも一風変わった「ウィンドウペン」や「グレンチェック」がトレンドとなっています。

このような柄のスーツは周囲のビジネスパーソンと差をつけたい方や一面的なスタイルを打破したい方におすすめです。

2-3.【ポイント3】ディテールにこだわる

ディテールとは、ラペルの幅・ボタンの配置・ポケットの形状・裏地の色といった見た目に影響を与える要素を指します。スーツのトレンドを理解し、自分自身を表現するにはディテールへの「こだわり」も重要です。

なぜなら、スーツのトレンドを押さえるだけでなく、スーツ全体の印象を大きく左右するからです。たとえば、衿を意味するラペルの幅を広くすればクラシックな印象を、狭いラペルはモダンな雰囲気を演出します。

また、ボタンの配置やポケットの形状もスーツスタイルや機能性に大きく影響を与えます。さらに、裏地の色やボタンの材質は一見すると目立たない部分ですが、細部までこだわることでオリジナリティーの追求が可能です。

これらのことから、ディテールへのこだわりはスーツのトレンドを押さえ、自分自身を表現するために不可欠な要素だといえるでしょう。

2-4.【ポイント4】Vゾーンを意識する

Vゾーンとはジャケットの衿元からボタンが結ばれる領域を指します。デザインによってワイシャツやネクタイの選び方も変わるため、Vゾーンへの意識はトレンドを押さえるうえで重要です。

現在のお選びになるYシャツサイズの目安は、細身のシルエットで体型にフィットするデザインが求められています。肩幅はジャストサイズ、首回りは指が2本入る程度が最適です。袖の長さは上着を着た際、袖口から1.5cmほど見えるとシルエットが綺麗に映ります。

また、ネクタイはスーツやワイシャツとの色のコーディネートを意識し、統一感のあるコーディネートを心がけましょう。靴は、つま先が丸い形状の「ラウンドトゥ」がトレンドとなっています。

3.最新のスーツのトレンドは?

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これからスーツを購入しようか考えている方はどのようなスーツがトレンドなのか気になる方もいるかもしれません。ここでは、最新のスーツトレンドについて深く掘り下げて紹介します。

3-1.クラシックスタイルが流行

現在のトレンドは優雅なクラシックスタイルが主流です。クラシックスタイルは肩幅のタイトさ、ウエストにも絞りがある独特のシルエットが特徴です。ビジネスの場以外にも多くのシチュエーションで適応できる汎用性の高さが、クラシックスタイルの大きな魅力といえます。

3-2.スリーピーススーツも人気を集めている

スリーピーススーツは独特の魅力と機能性から幅広い層のビジネスパーソンから支持を受けています。スリーピーススーツの主な特徴は、ベストの追加によりフォーマル感とエレガントな装いが演出できる点です。

また、ベストは寒い天候でも暖を取る助けになるほか、ジャケットを脱いでも「きっちり」とした印象を維持できます。このように、スリーピーススーツは利便性・機能性などから最新のスーツトレンドとして、多くのビジネスパーソンから人気のあるスタイルとなっています。

3-3.ラペルの幅は太く変化

近年のトレンドはラペルの幅が太いものが主流になっています。これは、ビジネスパーソンの服装が多様化し、個性を表現する余地が増えてきたことが背景にあります。

なお、ラペルの幅は平均8〜8.5cmです。この数値を基準にラペルの幅が広いか狭いか、ひとつの判断材料となるでしょう。また、ラペルの幅が太いスーツは個性表現のほかに体型をカバーするメリットもあります。

3-4.ゴージラインは高めの位置が特徴

近年のトレンドはゴージラインが首筋から8〜9cm下に位置するスーツが主流です。この位置にゴージラインがあると全体のバランスが良く、視覚的に身長を高くみせる効果が期待できます。

また、ゴージラインの理想的な角度は約50度です。この角度であればスーツ全体がスマートに見えます。以上のことから、ゴージラインの位置と角度はスーツトレンドを押さえるうえで外せないポイントといえます。

3-5.パンツの主流はタック入り

最近のスーツのトレンドは腰回りに余裕のあるワンタック、もしくはツータックのパンツが主流です。これはスーツを着用する機会が多い現代のビジネスパーソンは、見た目だけでなく、快適さも求めるように変化したことの現れといえます。

しかし、最近はタックが入ったパンツでもスマートなデザインのものも多く販売され、選択肢の幅も増えています。

3-6.カラーはライトグレーやライトブルーが注目

ライトブルーのスーツは春夏の明るい季節に適しています。空のように明るく、爽やかな色調は季節感を表現しつつ、相手に対して穏やかでオープンな印象です。

一方、ライトグレーのスーツはどの季節でも着用可能で、その万能性から多くの方々に高く評価されています。また、他の色とのコーディネートが容易な点もライトグレーが選ばれる理由のひとつです。

このような特性から、ライトグレーやライトブルーのスーツは現代のビジネスパーソンにとって、理想的な選択肢といえるでしょう。

3-7.ダブルスーツも流行中

ダブルスーツはその名のとおり、ダブルブレストのジャケットが大きな特徴です。その圧倒的な存在感により、重厚感とエレガンスを同時に演出しています。また、ダブルスーツのパンツはスリムなデザインが主流で、現代的なスタイルと古典的なスタイルが融合されています。

ビジネスの場やフォーマルの場でも活躍できるダブルスーツは、幅広い年齢層から支持されている人気のアイテムです。

4.スーツの基本のスタイルもチェック

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スーツはトレンドを追うだけではなく、スーツの基本的なスタイルも理解しておく必要があります。シングルジャケットやツーピースなどスーツは多種多様だからです。そこで、ここからはスーツの基本的なスタイルを解説します。

4-1.「シングルジャケット」と「ダブルジャケット」

シングルジャケットとダブルジャケット、2つの大きな違いはボタンの配列と配置数です。シングルジャケットはボタンが一列に配置されています。シンプルなデザインにより、あらゆるビジネスの場に対応できる汎用性を持っています。

一方、ダブルジャケットはボタンが二列に配置され、ボタン数もシングルより多いです。これにより、シングルジャケットよりもフォーマルで重厚感のある印象になります。そのため、2種類のスーツを保有しておけば、多くの場面に対応できるのでおすすめです。

4-2.「ツーピース」と「スリーピース」

ツーピースはジャケットとパンツの2点セットのスーツです。そのシンプルさから日常的なビジネスの場に適しています。たとえば、通常のオフィスワークやカジュアルな会議などにはツーピースが最適です。

一方、スリーピースはジャケット・パンツ・ベストから構成されています。ベストの着用によりフォーマルで、重厚感のある印象を演出できます。ビジネスの重要な会議やフォーマルなパーティー、結婚式などの特別な場面にはスリーピースが適しています。

また、ベストがあることでジャケットを脱いでもフォーマルな印象が保てる点もスリーピースの魅力といえます。

4-3.スーツをスマートに着こなすポイント

スーツは一見すると形が同じに見えますが、微妙なサイズの違いが着こなし方を大きく左右します。正しいサイズのスーツを着用することで、自然なフォームが保たれ一層ビジネスパーソンとしての品格が際立ちます。

また、パンツの丈は靴の甲を覆う程度が適切な長さです。これにより、足元がすっきりと見え、全体のバランスが整います。また、ジャケットは肩幅がジャストサイズで、袖口からワイシャツの袖が少し見えるくらいがちょうどよいでしょう。

まとめ

今回の記事では、スーツのトレンドと着こなし方について詳しく解説しました。スーツには昔から時代に即したトレンドがあり、これらを取り入れることで自分自身を表現するスーツスタイルが作り上げることができます。

現在のトレンドはビジネスパーソンのイメージを引き立てる優雅なクラシックスタイル、機能性と柔軟性を備えたスリーピーススーツなどが注目されています。

ぜひ今回の記事を参考にしてスーツのトレンドを押さえ、自分だけのスタイルを確立してください。

この記事を書いた人
上野さん.jpg

2004年に株式会社コナカに入社。2007年にコナカの店長として6年間勤務。その後茨城地区の複数店舗を統括するエリアマネージャーとして4年間勤務。2016年新規事業である「DIFFERENCE」のバイヤーとして商品本部に配属され、7年目を迎える。現在はレディースとメンズカジュアル関係のバイヤー業務を担当。実際のウェァリング調査を密に行い、市場の流れやお客様のニーズを察知することで次シーズンへの企画や生産に活かしています。また異業種や幅広い年齢層の方々とも積極的に交流する事を大事にしております。バイヤーの仕事は物を作ることも大切ですが、まずは販売スタッフに想いを届ける事が重要と考えています。